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おもしろ袋 その五

真鍮鋳物
【技術】 素材 造形 仕上げ

【産地】
・ 富山県 高岡

【歴史背景】
・ 1611年、当時高岡城を拠点としていた大名 前田利長(まえだとしなが)によって招かれた7人の鋳物師が高岡で鋳造業を始める。
・ 当時、鋳物師たちは主にすき・鎌などの農具や鍋・釜等の日用品などを生産していたが、江戸時代後期になると釣鐘(つりがね)や仏像などの銅鋳物を生産するようになる。
・ 明治から大正にかけては、火鉢や茶道具、置物などの製作が増加、高岡銅器の美術的価値が全国に知られるようになる。その優れた鋳造技術がさらに発展し、現在では真鍮・アルミ・錫などの鋳造製品に活かされている。

【製品INFO】                                           
■RG005【流 ながれ】 真鍮ミラー+ブラスト
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・十二単のえりもとをイメージしたデザイン。
特に両開き扉に取り付けた際、この女性的な曲線美が仕上げの切替えで一層際立つ。
L/R仕様がある。

■RG006【清 さやか】 真鍮ミラー+ブラスト
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・「くもりがない」「美しく清らか」「清楚(せいそ)」といったデザインイメージより命名。
正面のミラー部分がとても印象的。

【素材特性】
・ 別名「黄銅(おうどう)」と呼ばれる銅と亜鉛の合金。加工性、耐食性が比較的高い。
・ 特徴の1つは研磨した際に生まれる光沢ある金色の美しさだが、ロマンテ真鍮鋳物製品に関してはクリア塗装を施していないため使い込むうち自然に深みのあるあめ色に変化していく。この経年変化も真鍮の大きな特徴。(ただし日常的なお手入れは必須)

【使用条件】
・ 屋内専用(クリア塗装を行っていない。オーダーでクリア塗装可能)
・ 日常的なお手入れが必要。(乾いた柔らかな布で乾拭き)

【それぞれの空間イメージ】
・ 一般的には気品のある美術館や高級飲食店、個人邸など。

【カスタムオーダー】                                        
【形状・大きさ】
・形状:通常の真鍮鋳物製品と同じ。
・大きさ:通常の真鍮鋳物製品と同じ。

【表面意匠】
・ ミラー
・ ヘアライン
・ ショットブラスト
・ 梨地(鋳物の段階で壁紙などを使ってテクスチャーをつける)※要相談

㈱ユニオン様よりの資料にて

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おもしろ袋 その四

金沢箔
ロマンテ技術資料 11
【技術】 素材   造形   仕上げ  :箔押し技法
【産地】 石川県金沢市

【歴史背景】
江戸時代初頭には箔打ちは幕府に独占されていたが、1万分の1ミリという薄さまで箔を延ばす職人の技術と、箔の製造に適した気候や良質の水に恵まれた土地であった加賀の国(金沢)は、藩が箔の密造を続けた末にその免許の獲得に成功し、金沢市、輪島市、七尾市といった金箔を大量に消費する漆器や仏壇の産地が近くにあったことなどから、その後大きく発展した。今では日本一の金箔生産地として知られ、日本の金箔生産では、石川県金沢市が総生産量のうち98%を占める独占的な産地となっている。

金箔製造の副産物として有名なのが、あぶらとり紙である。金地金を叩き広げる際、地金を挟むために用いられる箔打ち紙が、皮脂もよく吸収することから転用されるようになった。金箔製造に10年以上用いられた箔打ち紙は、「ふるや紙」とも呼ばれ、高級品として扱われる。
また、金沢生まれの金箔をあしらった工芸品は、今でこそ金沢箔工芸品と称され、全国的にもその名を知られるようになった。とはいえ、「金沢箔」を冠したブランド名で工芸品が流通するようになったのはそう古いことではない。

【金箔の特徴と魅力】
金箔(きんぱく)は、純金に微量の銀、銅を加えた合金を金槌で叩いて一万分の1ミリの薄さにまで伸ばし、箔状態にしたもの。わずかの純金を用いて広い面積にわたって上質な輝きと光沢が得られることや「酸化されない、変色しない、腐食しない」といった特性を持つことから、箪笥・屏風などの家具類、襖などの建具類、漆器などの工芸品、仏像、仏壇などの美術品、金閣寺に代表される建築物の外装・内装など、多くのものに対して装飾利用されている。また、金箔を漆器などに用いるための工芸技術として、沈金、蒔絵が発達した。

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・石川県箔商工業共同組合では、「純金箔」と「プラチナ箔」とを融合した「純金プラチナ箔」(最高級の箔)の生産に成功。基本的に金とプラチナでは、金が沸点に達した時点では、プラチナは融点に達するほどの温度差があり、その違いは約1000度といわれています。これまでの技術では不可能とされてきた「純金箔」と「プラチナ箔」の合金。今後はこれまでにない仕上がりを味わえる。

おもしろ袋 その三

[南部鉄鋳物] (ロマンテ技術資料より)

【歴史背景】
繊細な鋳肌と重厚な味わいのある着色が特徴の南部鉄器は、みちのくの小(しょう)京都(きょうと)「盛岡」の歴史と自然が長い時間をかけて作り上げた、盛岡が誇る伝統工芸品と言える。その歴史は古く、約400年前より、文化に造詣の深い代々の南部藩主に保護育成され、今日まで受け継がれてきた。この地方では豊富な資源と北上川の水運の便に恵まれて、古くから鋳物づくりが発達した。それを特に南部、伊達両藩では熱心に保護、推奨し、育成に努めた。現在は、盛岡と水沢の地域で盛んで、この二つの生産地の鋳物を南部鉄器と呼んでいる。
南部鉄-1

【魅力】
・ 職人の手によって丁寧に造られる鉄鋳物。一つ一つ微妙に異なる繊細な表情と重厚な雰囲気には、素朴で手作りならではの温かさが存在する。
・ 伝統に裏打ちされた形状と風合いから日本人ならではの侘び寂びを感じさせ、使う人の心に安らぎさえも与えてくれる。
・ 使う程に鉄独特の深い光沢とぬくもりが感じられる味わい深い素材を活かし、鍋や鉄瓶などの生活日用品からインテリアオブジェまで幅広く使用されている。
・ 鉄瓶、鉄鍋などの場合は、微量ながら、自然に鉄分を体内に取り入れる事が出来る。

【用途】
茶の湯釜や鉄瓶などの伝統工芸品から厨房用品・風鈴・灰皿・インテリアなどのモダンクラフトまで

南部望-南部朔南部霰南部糸花南部唐花南部溝南部霞

【素材特性】
・ 非常に重量が軽い。 →焼き型の技法を用いる為。
・ 少ロット生産が可能。 →むしろ多くのロットには対応出来ない。
・ 漆焼付けの色の差。 →漆焼付けの天然素材ゆえの独特な個体差。
・ 手作りの為納期が掛かる。 →焼き型の製作からの作業工程としては必須

【使用条件】
・ 屋外不可(手入れの具合や環境によって異なる)。
・ 仕上げ後のメンテナンスとしては定期的に乾拭き、水拭きを行う。多少の錆付きや汚れには中性洗剤で洗い、その後、オイルフィニッシュやワックスなどを施す事を勧める。

【表面意匠】
古くからある様々な図案を基に対応可。
【商材展開例】
・ 灰皿、ブックエンド、香炉、栓抜き、キャンドルスタンドなど

   南部鉄-2 南部鉄-3 南部鉄-4 南部鉄-5 南部鉄-6

南部鉄の産地は 岩手県盛岡
少し間があきスイマセンでした。
次回は 「金箔」について 報告させて下さい。

おもしろ袋 その二

鍛鉄
【産地】・ 奈良県 / 大阪府
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【歴史背景】
日本では刀鍛冶(かたなかじ)や和鍛冶(わかじ)という職人が刀剣、刃物、農具、大工道具などを鍛造技法を用いて作って来たが、建築装飾などへの応用の歴史はほとんどなかった。装飾としては、ヨーロッパで中世時代に教会、城郭、都市建造物などに装飾性を兼ね備えた実用品として使われ始めて以来、その歴史の流れの中で脈々と受け継がれ、発展しつつ現在に至っており、それが文明開化と共に西洋式建築の重要な構成部品として輸入紹介されたのが日本での建築装飾としての鍛鉄の始まりである。
建築においては鍛造技法によって作られたものを「鍛鉄」と呼ぶ場合が多い。また、英語では「ロートアイアン」とも呼ばれる。

【魅力】
・ 職人の手によって一つ一つ作られる鍛鉄には工業製品や溶けた金属を型に流し込んで作る鋳造と違い、一つとして同じ仕上がりにはならない。しかしながら、火に通すことで肌が荒れ、叩き出すことで形は微妙に歪み、その歪みは、人に温かみを感じさせてくれる。
・ 鉄の丸棒、角棒、平鉄などを材料にしてハンマーで叩いたり、あるいは延ばしたり捻ったりしてさまざまな形に作ることができる。またその過程で素材表面に”槌目(つちめ)”という独特の模様が現れる。いわゆるハンマーで叩いた跡で「ハンマートーン」ともよばれ、シンプルなデザインでも重厚さや可憐さを自然に演出してくれる。

【用途】
大きなのものは門扉、フェンス、手すり、
窓格子といった金物から、小さなのものは飾り台、サイン、ドアハンドル、家具取っ手など。
また、別素材と組み合わせることでテーブルや照明器具なども。
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【製品INFO】                                          
■RT013【錚草 そうそう】 鍛鉄-蜜蝋仕上+ガラス
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「錚(そう)」には金属や楽器が澄んだ音を発するという意味合いがあり、ロートアイアンの製法(鍛鉄)を表現している。また、「草」はロートアイアン製品特有の有機的なフォルムを表現している。
この二つを組み合わせ「錚草(そうそう)」は、「錚々」(多くのもののなかで傑出しているさま)という意味を内包しており、また、発音したときに響きのよい言葉になるようにという想いを込めて命名した。

【素材特性】
・ 形状の自由度が高い。 →全てたたき出しのフォルムの為、型を用いない事が自由度を生む。
・ 小ロット生産が可能。 →一つ一つ手作りの為、大量ロットには対応出来ない。
・ 蜜蝋焼付けのムラ。 →蜜蝋焼付けでの塗布量の差により濡れ感に差が生じることがある。
・ 形状の均一性に欠ける。 →型の無い製作で、寸法精度を高めることは不可。もともとそういった精密さを求められる素材ではなく、ユーザーに理解して頂く必要がある。

【使用条件】
・ 屋外不可(手入れの具合や環境によって異なる)。
・ 酸化は必然、当然のようにメンテナンスが必要となる。洗剤などでの洗浄は避け、ワックス・オイル拭きなどで定期的にケアすることで味わいが増すものである。
・ 有償にてメンテナンス対応可。(溶接はがれなどの補修や、蜜蝋仕上げなど手直しの場合は機具やバーナーなどを用いる為製品を取り外してからの作業となる。過去の実績として、門扉などを現地にてメンテナンスしているが、その場合は非常に手間がかかる為、避けた方が良い。)

【カスタムオーダー】                                      
【形状・大きさ】
・ 小さな表札から、門扉、ファサードまで製作可能
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【色仕上】
・ 鍛鉄の代表的な仕上げとして蜜蝋仕上げを行っているが、その他「油びき」や、ある程度の防錆を持たせた「塗装仕上げ」にも対応可能。
【工房特性】
・ パワーグラス代表の谷氏は建築出身で設計事務所におられた時期もあり、施工に関する知識も非常に豊富である。
・ オーダー対応は施工も踏まえた製作が出来る上に、ある程度の要望内容からデザインを書きおこす事にもこなれている。
・ 鍛鉄以外にステンドガラスを使った製作もされており、ロマンテ製品のように、鍛鉄+ガラスといった組み合わせも可能。
・ 細かい部材製作を今岡SSと連携をとって行うルートもある。

【商材展開例】
・ 看板、郵便受、インターフォンカバー、転落防止柵、門扉、手すり、間仕切り、階段など多数。

【納期調整】
・ 受注を受けて1ヶ月はかかる。多少の納期短縮は可能。
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最近は、鍛鉄の出来る職人が少なくなっていますね。
次回は、「南部鉄」について 報告します。


おもしろ袋 その一

着色
ロマンテ技術資料 06   【技術】 素材  造形  仕上げ     【産地】・富山県 高岡
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【歴史背景】
・ 高岡の金属加工産業は、慶長(けいちょう)14年(1609年)二代目加賀藩主前田利長の頃に始まった。当初は生活必需品の鉄鋳物が中心だったが、江戸中期頃から銅合金鋳物の需要が増加し、さまざまな意匠や技術を尽くした製品がつくられるようになった。明治、大正にかけては火鉢や茶道具、置物などの生産量が増え、科学技術や工業技術の導入で技術力が飛躍的に向上。
原形・鋳造・仕上げ・研磨・着色・彫金、これらすべての工程は異なる職人の手によって行われる。産地として確立して以来、工程を専門化し、分業化することで製品のクオリティを高めてきた。
着色技法もそのひとつとして発展してきた。

【魅力】
・ 着色技法によって仕上げられた金属の表面は、多彩な表情と模様を浮かび上がらせ、“冷たくて単調で無機質な”金属特有のイメージとは違って、自然で温かみがあり、豊かな表情を持つ。
・ 使い込む程に光沢と味わいが増し、経年変化を楽しむことができる。
・ 着色仕上げの多彩な色合いと表情は、重厚で高級な空間から軽快でモダンな空間までさまざまな空間に馴染みやすく、空間に合わせた幅広い選択が可能。
・ インテリア、エクステリア用品の家具・店舗住宅壁面・玄関ドア・建具など、商材への展開は多数の可能性を秘めている。

【用途】
・ 香炉や花器、茶道具、仏像などの工芸品が主。内壁材(ないへきざい)や室内装飾から家具、インテリア小物まであらゆるものへの展開が可能。最近は店舗用の壁面材や洗面ボウル等の建材としての利用も増えてきている。

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【代表的な着色】(折井着色所 記述より)

煮色((にいろ)
硫酸銅・塩基性(えんきせい)炭酸(たんさん)銅(どう)の溶液に浸し、徐々に温度を上げ、その後自然に温度が下がるまで浸しておき色目を発生させる。酸化によって色が着いただけの極めて薄い緻密(ちみつ)な被膜の表面に銅が無電解メッキされる。主に、高級花器・茶道具などに使われる。

宣徳色(せんとくいろ)
丹礬(たんぱん)酢(ず)溶液(ようえき)(下色と呼ばれる硫酸銅を食酢に溶解させた液)に浸した後、乾燥した刈安(かりやす)草(ぐさ)(イネ科の植物)を水で煎じて煮出した溶液に浸し、下色に戻して黄赤色(きせきしょく)にし、朱合(しゅあい)漆(うるし)を塗布して仕上げる。主に花器・茶道具に使われる。

鍋長色(なべちょういろ)
丹礬酢溶液に浸した後、中和させ、顔料漆で表面を覆う。主に仏具などに使われる。

朱銅色(しゅどういろ)
米糠に薬品を混ぜたものを品物に塗布し、真っ赤になるまで熱し、冷却した後表面の黒い酸化被膜を研磨すると、赤い朱銅がムラとなって現れる。丹礬酢溶液(下色)や、煮色に浸けることによって朱斑がはっきりと引き立つ。主に香炉や花器などに使われる。

鉄漿色(おはぐろいろ)
オハグロ。日本酒・食酢に焼いた鉄屑などを入れ、数ヶ月以上寝かせた溶液を用途によって2~10倍程度に水で薄め、焼付け・染付けをしていく。品物を加熱しながら鉄漿(おはぐろ)を何度も刷(は)き上げる。刷き回数、鉄漿の濃度によって浅い赤みや茶褐色などの色を表現する。前記した煮色・宣徳色・鍋長色・朱銅色と組合せて着色する場合が多い。主に香炉・花器・置物などに使われる。

青銅色(せいどういろ)
青銅色は銅素材の自然腐食・錆色を人為的に発色させる方法。緑青(ろくしょう)(銅の錆)を短時間で発生させる為に様々な薬品・技法を使う。丹礬酢・硫酸銅・酢酸銅・塩化アンモニウム等々様々な薬品を調合し、時には加熱しながら、また、時には日光の下で塗布し、何度も何度も塗布・拭き上げを繰り返すことによって自然に形成された緑青に近い酸化被膜を表面に発生させる。

焼青銅(やきせいどう)
糠焼(ぬかやき)青銅色(せいどういろ)とは、米糠に薬品を混ぜたものを品物に塗布して焼いて下処理し、その後青銅色を発色させてできる色で、細かな斑点の模様になる。また、本焼(ほんやき)青銅色(せいどういろ)とは糠を塗布せず直接炭火で焼き上げ、その後青銅色を発色させてできる色で、炭の当り具合で大きな朱銅の模様ができる。主に花器に使われる。

これからも、折りを見て「おもしろ袋」を掲載したいとおもいます。
次回は、「鍛鉄」について 乞ご期待!?
プロフィール

カネマサかなもの

Author:カネマサかなもの
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