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おもしろ袋 その一

着色
ロマンテ技術資料 06   【技術】 素材  造形  仕上げ     【産地】・富山県 高岡
                       TYAKUSYOKU001.jpg
【歴史背景】
・ 高岡の金属加工産業は、慶長(けいちょう)14年(1609年)二代目加賀藩主前田利長の頃に始まった。当初は生活必需品の鉄鋳物が中心だったが、江戸中期頃から銅合金鋳物の需要が増加し、さまざまな意匠や技術を尽くした製品がつくられるようになった。明治、大正にかけては火鉢や茶道具、置物などの生産量が増え、科学技術や工業技術の導入で技術力が飛躍的に向上。
原形・鋳造・仕上げ・研磨・着色・彫金、これらすべての工程は異なる職人の手によって行われる。産地として確立して以来、工程を専門化し、分業化することで製品のクオリティを高めてきた。
着色技法もそのひとつとして発展してきた。

【魅力】
・ 着色技法によって仕上げられた金属の表面は、多彩な表情と模様を浮かび上がらせ、“冷たくて単調で無機質な”金属特有のイメージとは違って、自然で温かみがあり、豊かな表情を持つ。
・ 使い込む程に光沢と味わいが増し、経年変化を楽しむことができる。
・ 着色仕上げの多彩な色合いと表情は、重厚で高級な空間から軽快でモダンな空間までさまざまな空間に馴染みやすく、空間に合わせた幅広い選択が可能。
・ インテリア、エクステリア用品の家具・店舗住宅壁面・玄関ドア・建具など、商材への展開は多数の可能性を秘めている。

【用途】
・ 香炉や花器、茶道具、仏像などの工芸品が主。内壁材(ないへきざい)や室内装飾から家具、インテリア小物まであらゆるものへの展開が可能。最近は店舗用の壁面材や洗面ボウル等の建材としての利用も増えてきている。

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【代表的な着色】(折井着色所 記述より)

煮色((にいろ)
硫酸銅・塩基性(えんきせい)炭酸(たんさん)銅(どう)の溶液に浸し、徐々に温度を上げ、その後自然に温度が下がるまで浸しておき色目を発生させる。酸化によって色が着いただけの極めて薄い緻密(ちみつ)な被膜の表面に銅が無電解メッキされる。主に、高級花器・茶道具などに使われる。

宣徳色(せんとくいろ)
丹礬(たんぱん)酢(ず)溶液(ようえき)(下色と呼ばれる硫酸銅を食酢に溶解させた液)に浸した後、乾燥した刈安(かりやす)草(ぐさ)(イネ科の植物)を水で煎じて煮出した溶液に浸し、下色に戻して黄赤色(きせきしょく)にし、朱合(しゅあい)漆(うるし)を塗布して仕上げる。主に花器・茶道具に使われる。

鍋長色(なべちょういろ)
丹礬酢溶液に浸した後、中和させ、顔料漆で表面を覆う。主に仏具などに使われる。

朱銅色(しゅどういろ)
米糠に薬品を混ぜたものを品物に塗布し、真っ赤になるまで熱し、冷却した後表面の黒い酸化被膜を研磨すると、赤い朱銅がムラとなって現れる。丹礬酢溶液(下色)や、煮色に浸けることによって朱斑がはっきりと引き立つ。主に香炉や花器などに使われる。

鉄漿色(おはぐろいろ)
オハグロ。日本酒・食酢に焼いた鉄屑などを入れ、数ヶ月以上寝かせた溶液を用途によって2~10倍程度に水で薄め、焼付け・染付けをしていく。品物を加熱しながら鉄漿(おはぐろ)を何度も刷(は)き上げる。刷き回数、鉄漿の濃度によって浅い赤みや茶褐色などの色を表現する。前記した煮色・宣徳色・鍋長色・朱銅色と組合せて着色する場合が多い。主に香炉・花器・置物などに使われる。

青銅色(せいどういろ)
青銅色は銅素材の自然腐食・錆色を人為的に発色させる方法。緑青(ろくしょう)(銅の錆)を短時間で発生させる為に様々な薬品・技法を使う。丹礬酢・硫酸銅・酢酸銅・塩化アンモニウム等々様々な薬品を調合し、時には加熱しながら、また、時には日光の下で塗布し、何度も何度も塗布・拭き上げを繰り返すことによって自然に形成された緑青に近い酸化被膜を表面に発生させる。

焼青銅(やきせいどう)
糠焼(ぬかやき)青銅色(せいどういろ)とは、米糠に薬品を混ぜたものを品物に塗布して焼いて下処理し、その後青銅色を発色させてできる色で、細かな斑点の模様になる。また、本焼(ほんやき)青銅色(せいどういろ)とは糠を塗布せず直接炭火で焼き上げ、その後青銅色を発色させてできる色で、炭の当り具合で大きな朱銅の模様ができる。主に花器に使われる。

これからも、折りを見て「おもしろ袋」を掲載したいとおもいます。
次回は、「鍛鉄」について 乞ご期待!?

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No title

着色にはいろいろあるんだぁ~~~
オモシロイね
次回も期待します
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